ねこのてぶろぐ

青森県在住。HP制作など自営業。2児の母。読者さまの良い暇つぶしになれれば本望。

心のモヤモヤ 心が病んだ時に読むべき おすすめ本2選

 こんにちは。
ねこのてぶろぐです。

仕事でモヤモヤ
取引先との関係でモヤモヤ
人間関係でモヤモヤ

このまま仕事や会社や人間関係で消耗し続けていくのだろうか?
私の人生、ずっとこのままなのだろうか?

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そんなことばかりを考えていると、心が病んでしまいますよね。
思いっきり心が病んでどうにもならなくなりそうだと思ったら、ちょっと一息ついて本を手に取ってみませんか?

私自身も一度読んでから、ずっと手元に置いてある、心が弱った時におすすめの本を2冊ご紹介させていただきます。

心が病んだ時に読むべきおすすめの本二選

タオ 老子 (ちくま文庫)

老子は約2500年前の中国に生きた人物。
道、Tao(自然、宇宙の原理、原則)と、徳、Teについての短く深イイ言葉を残した人物です。
老子は生死、差別、欲、戦い、政治など、世界のあらゆるものごとの問題について答えを示そうとしました。それがまとめられているものが『老子道徳経』全81章。

この「タオ 老子」という本は、『老子道徳経』を、現代の私たちが読んでもす~っと心に入りやすいように、軽いタッチで現代語訳してあります。読み手は「詩」を読むような感覚で老子の言葉を読み進めることができます。

でね、その老子の言葉、どれもが、とてもとてもやさしいんです。

「どうしたの?」
「無理しないで?」
「大丈夫だよ。」

遥か昔2500年前の人物から、そんな言葉を投げかけてもらっているような不思議な感覚で読んでいると、肩の力が抜けて、心が軽くなるような気がします。

昔の人も現代人も、悩み事は不変なのだなぁ。という、現代にもことごとく通じる老子の言葉は、「だったらしょうがないか(笑)」と思えてしまえるような安心感さえあります。

まるで、本を読みながら深呼吸をさせてもらえる、そんな1冊です。
春の木漏れ日をやさしく浴びているような、そんな1冊。

心がザラザラとしたときに、2~3編読むだけでも落ち着くと思いますよ。
ちょっとやばいな。。。そんな時にはぜひこの「タオ」を手に取ってみてください。

 

発売日:  2006年10月
著者/編集:  老子, 加島祥造
発行形態:  文庫
ページ数:  284p

次のおすすめ本はこちら。


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運転者 未来を変える過去からの使者 (喜多川 泰シリーズ)

著者の喜多川泰さんは大学卒業後、教育者を目指し大手の学習塾に就職。
後に独立し1998年に新たな学習塾を立ち上げています。塾生の学習意欲を高めたり人生教訓を教える為、授業の前の時間を使ってしていた話に対し、ある塾生からそれらの話を本にまとめてみたらどうかといわれたのを切っ掛けとして、自身のデビュー作となるファンタジー風の自己啓発書『賢者の書(2005年)』を執筆・出版したという経歴の持ち主で、『自己啓発の神』的存在です。

自己啓発本って、場合によっては「こうしなさい」「こうしてさえいれば大丈夫」と、少し押しつけがましい表現を使用するタイプの書籍も往々にして存在します。
しかし、この『運転者』という本は、自己啓発本ではあるのだと思いますが、読者は純粋なファンタジー小説として読み進めることができます。

この本の主人公は生命保険の営業職に転職して早く結果を残さないと給料がガクンと下がってしまう。。。もはやじり貧。。。という妻帯者の男。

お金、人間関係、家族問題・・・よくありがちな悩みを抱えているこの男の前に『人の運を変えるのが自分の仕事だ』という謎の「運転手」が現れます。男を翻弄しながら、時には苛立たせながら、怒らせながら、少しずつ気づきを与えて男の運を良い方に導く。。。というストーリーです。

読み手は男に感情移入をしながら、運転手に与えられる気づきを主人公と一緒に咀嚼していく感覚になります。そして、ファンタジーというフィルターを通すことで決して「押しつけがましさ」がなく、素直に受け入れることができるのです。

人間が生活していくうえで起こるさまざまな悩み事に対する、ある意味解決策を提示しているといっても過言ではないと思います。
『上機嫌』というキーワードがこの物語の芯になってくるのですが、『上機嫌』を理解することで私たちに起こる変化を、物語を通して疑似体験できるような内容。
そういう感覚にさせてくれるのが著者の考え方や言葉のセンス・伝え方のうまさなのでしょう。

読み終えると不思議と「明日からまた頑張ろう」と思える力がもらえる、強い味方ができたような1冊になってくれると思います。

心が弱った時にはまた読み返せるように、私自身いつも本棚に入れてある一冊です。

 

発売日:2019年03月
著者/編集:喜多川 泰
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行形態:単行本


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心が病んだ時には、読書がおすすめです。
普段読まないカテゴリーの本をあえて選んでみるのもとてもおすすめ。

それでも心が晴れなかったら。

エガチャンネルのおしり習字みて笑いましょう。

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