こんにちは。
ねこのてブログです。
銀山温泉はスタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになったのでは?とも言われる温泉街。その趣は日本のノスタルジーをビンビン感じる、いや、感じまくるものでした。
私たちは温泉に来たのではない、この美しい風景の一部にさせていただきにやってきたのだ!ノスタルジーとはすなわち銀山温泉なのだ!と思えるほどに古き良き温泉街。
交通の便がなかなか難易度が高く行きにくいですが、行ったら大満足の温泉街『銀山温泉』の顔ともいえる『古勢起屋別館』さんに泊まってみました!
自家用車で向かいました。
まあまあの距離を運転して、まあまあの山の中に入ります。(「まあまあ」の規模感はご想像にお任せ致します)
銀山温泉の手前に広い駐車場があり、そこで自家用車は終了。その駐車場から、銀山温泉までは送迎バスが走っています。
銀山温泉街に大きな駐車場が無いということもあるのでしょうが、温泉街はとっても道路が狭く、素人が車で乗り入れたら切り返しもUターンもできないくらいの高難度の運転技術が必要な雰囲気がバチバチでした。
我々も思わずドライバーさんの運転の上手さに「おおおおお!このデカい車で、ここ曲がれるんですね!すげえぇぇぇ!!!」と声が出てしまったほど。
駐車場から数分で温泉街へ到着。
到着すると、眼前に広がるのは、そう、あの街並み。
テレビやインスタで見てた、あの光景そのままがドーーーーンと出迎えてくれました。
なかなか行きにくい場所にある温泉郷ゆえ、そこにたどり着いて目の前に広がる景色は、登山して山頂にたどり着いた時に感じるそれと似てました。
この景色が見れただけで、ほぼ満足なんです。目的の8割達成です。はい。
しかし、この先も銀山温泉は私にどうだ!どうだ!と銀山温泉感を見せつけてくるのです。
古勢起屋別館へチェックイン
まず、建物の趣の深さにやられます。とても古いのですが、ちゃんと手をかけられているからこその味わいが良い。一朝一夕ではこの深さは出ないだろうなぁと。
仲居さんにいろいろご説明を頂きながら、部屋まで案内してもらいました。
お部屋もまた味わい深くてとても良い!
今回はせっかく止まるのならば通りに面した川側の部屋を予約しましたので、部屋の窓からも銀山温泉の風景を楽しむことができました。
お風呂はこじんまりした感じで広くはありませんが、もうそんなことはどうでもよくなっています。それも含めて「銀山温泉を味わっている」という満足感を満喫していました。
なんだろう、ディズニーランドに居るときみたいに、銀山温泉という別な世界に居るという特別感を常に味わっているような贅沢な気持ちに満たされていました。
古勢起屋別館の晩御飯
シーズンによって変わるとは思いますが、宿泊した時のメニューはこんな感じ。(写真が全部ではありません、この他にも何品かありました)
和洋折衷で楽しかったです。ワインと合わせて楽しみました。
でね、全部美味しかったんですが、何が一番旨いって・・・
米!
まぁ米の旨いことといったらビックリでしたよ。
あまりにも美味しかったからか、ちゃんと箸上げ状態の写真も撮っていました。
ディナーの〆のご飯ですから、大分酔っぱらっている状態なのにも関わらずこのような写真を撮っているくらいに美味しかったです。さすがは山形県。
美味しい米を喰らった後は、食後のお散歩に出かけました。
そう。
浴衣での夜の銀山温泉散策です。←これもやってみたかった!!!!
昼間とは別の顔で銀山温泉感を醸し出しまくる夜の風景も、圧巻。
この、ノスタルジックな雰囲気の一部となってこの温泉街に居るということだけでもとても幸せな気分になるのです。そういう、ものすごい力を持っている温泉街だからこそ遠方からたくさんのお客さんが訪れるのですねぇ。
伺ったのはちょうどコロナ禍真っ最中でしたが、半年前から予約をしてやっと予約がとれたくらいの争奪戦です。
一度は行ってみたい温泉街、そして、行ったら期待を裏切ることのない素晴らしい景色とそこに溶け込むことで感じるノスタルジックを思う存分味わう事の出来る温泉でした。