こんにちは。
ねこのてブログです。
温泉巡りが大好きであちこち行っているのですが、今回は以前から行ってみたい温泉地である東北は秋田県の『乳頭温泉郷』の中にある
鶴の湯温泉別館 山の宿 さんへ一泊してきました。
鶴の湯温泉別館 山の宿 施設紹介
所在地 秋田県仙北市田沢湖田沢字湯ノ岱-1
TEL 0187-46-2100
山道をぐねぐねしながら登るとドーンと現れる感じの立地です。山道はガードレールがなくて車がやっとすれ違うことができる程度の幅がありますので安全運転してれば大丈夫!冬はちょっと怖いかも。
チェックイン: 15:00
チェックアウト: 11:00
※チェックアウト時間については、HPでは10時になってるのですが実際に泊まった時に11時までOKでした。離れの特別室だったからかな??
見てこの秘境感漂いまくりの外観
無事旅館の前に到着してまず驚いたのが建物の外観。
風情がありすぎるでしょこれ。
今回宿泊したのが離れの1戸建ての建物だったのですが、その建物の外観はこちら。
高まるぅ!
中に入る前に建物の外観で「うぉぉぉぉぉ!」と唸り声をあげながらおじゃまします。
木の階段を数段上がってフロントのある入り口へ。
木の梁が見事で古めかしくも美しい建物の中も期待通り。
チェックインの最中に私の頭にカメムシが一匹落下。
ちなみに私はカメムシが大嫌い。
しかし、ここは山の奥、秘境。
お邪魔させていただいている身として、カメムシごときでギャーギャー騒ぐことはナンセンスなのでそっと払いのけました。
(お部屋にはカメムシ用のガムテープも完全装備されておりますので駆使して快適に過ごしましょう)
4月頭の訪問ですが、すでに奴らはいますのでその辺はあらかじめ想定してお出かけくださいませ。
よく、虫が居て嫌だった、なんてことを口コミに書く人がいますけど、
「馬鹿か。そういう場所ですから!」
って声を大にして言いたい。(口が悪い)
さて、チェックイン後はいよいよお部屋へゴー!
今回泊ったのは離れの一戸建て(先ほどの茅葺屋根の建物)なので、フロントはもとより食堂やお風呂からも一番遠いのでは・・・と思われる距離感でした。
でも、茅葺屋根に泊まる体験もなかなかできないので、それもまた秘境感があって良いではありませんか。
★足が悪い方は近場のお部屋の方がおすすめです。体感では部屋から風呂まで片道100mくらい歩く感じです。あくまで体感ですが(´・ω・`)
お部屋のスペック
和室+寝室(ベッド2台)+バス&トイレ&洗面台 という構成。
2人で泊まったので広さも十分。バス、トイレは新しくてウォシュレットもバッチリ。
部屋の天井がめちゃくちゃ高くて「なるほど茅葺屋根」と思わせてくれます。
館内着は浴衣。かなり厚手で長い丈の丹前もあったので冬場は重宝しそう。というか冬はあのくらいの装備をしないと廊下などは寒いだろうと簡単に予想できます。なぜなら秘境だから。
お茶菓子とコーヒーも。(嬉しい)
この他にお茶セットもありましたよ。
そして、この秘境に泊まるべき理由の一つでもあるのが、こちらです。
部屋の窓枠が額縁になる映えっぷり
部屋と寝室ともに大きな窓がついており、そこから見える景色がとんでもなく美しいです。
訪問したのが雪解け間近の4月初旬だったのでこんな感じですが、これ、新緑~夏~秋~冬・・・と、一年を通じて趣の変わる景色を部屋から楽しめるに違いありません!
お風呂もすごいよ
旅館に泊まるうえで重視するのがご飯と、温泉!
乳頭温泉のお湯は白濁した硫黄泉で湯ノ花浮きまくりの本格的なお湯です。
山の宿さんでは貸切の内風呂が2か所、貸切の露天風呂が2か所あり、宿泊客は自由にこの4か所の風呂を楽しむことができます。
今回は湯に入りまくったので、内風呂2か所、露天風呂1か所に入ってきました。
どうです。見ての通りの白濁したお湯。
厳選かけ流しで、湯船に入るとザボーーーーーーーンと大量のお湯が湯舟から流れる贅沢を思う存分味わうことができます。
露天風呂もいい感じ。
季節をダイレクトに感じることができますよね。訪れるシーズンによって印象が全然違うんじゃないかなぁ、と思います。
夕食~囲炉裏でいただく田舎料理
食堂に入るとずらっと囲炉裏が並んでいます。(昼はランチもやっているみたいです)
席に案内していただくと、すでにこのような感じでセッティング完了。
これこれこれ~!
旅館が持つ秘境の雰囲気をさらに爆上げしてくれるお料理たちが続々登場します。
熱々のヤマメの塩焼きはかぶりついていただきます。嫌な臭味もなく、ふわふわの身が美味しかった~。
丁寧にお仕事されてる紅ますのお刺身。
こちらは醤油要らず、味がしっかりついているのでこのままいただきました。
ねっとり熟成された旨みが出ていてこれまた美味しかった~。
囲炉裏料理も堪能しました。
囲炉裏の炭火で焼いていただきます。
味付けはしょっつるベースの特製タレ。しょっつるに出汁とその他いろいろ混ぜたものらしいのですが、こちらに具材をくぐらせてから網の上で焼いていただきます。
このしょっつる秘伝タレがめちゃウマなのだと思うのですが、ナスや長芋が焼いただけなのにご馳走に変身します。
シャンパンを1本持込させていただいたのですが心よくご対応いただきました。
しかし、1本持ち込んだはずなのに酒が切れたのでワインをボトルで追加。
美味しかったから楽天で探したら売ってた。
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お料理が本当に充実していて楽しいし酒も進むというものです。
このほかにご飯やうどんやデザートまで。とっても体に良いものを摂取させていただいた感満載の夕ご飯になりました。
ちなみに、ご飯のお供にこちらのお味噌を追加注文。
炊き立てのあきたこまちに乗っけて食べました。控えめに言って最高。お腹一杯なのにご飯も残さず完食で、ごちそうさま。
朝食~秘境の仕上げは比内地鶏の卵かけご飯
朝ごはんは7時、7時半、8時から選べました。朝食会場は夕ご飯と同じ場所。
なかなか食べられない比内地鶏の生卵はたまごかけご飯でいただきます。
その他に納豆や湯豆腐、焼き魚など、ご飯のお供がたくさんでお代わり必須です。
少しでも秘湯の雰囲気をお伝えできたでしょうか?
日本全国どこからでも、なかなかに行きにくい場所にありますが、日常のあれやこれを考える暇がない状態に強制的に追いやってくれるような力のある場所であり、施設であると感じました。
ちなみに、部屋にテレビはありません。
テレビなんか見てないでゆっくり自然を楽しみなさいよ。という宿の意思が感じられて私はそういうの好きです。
実際、テレビを見てる時間なんてないほど温泉を楽しみ、雰囲気を楽しみ、食を楽しみました。
『特別なことは何もしない 特別な1日』を過ごすことができるとっておきの宿でした。