ねこのてぶろぐ

青森県在住。HP制作など自営業。2児の母。読者さまの良い暇つぶしになれれば本望。

【40代からの節税・資産運用】個人事業主がiDeCoと小規模企業共済を比較 どちらが良い?

f:id:neconoteblog:20200427203338j:plain


こんにちは。
ねこのてぶろぐです。

個人事業主の大好きな単語「節税」。

節税大好き!
って言ってたら金の亡者みたいに見えるかもしれませんが、我々小規模のフリーランスにとって節税は死活問題。節税の知識なしに売り上げだけ上げるような商売をしていたら翌年は税金を払うために働くようなハメになってしまいます。

節税しながら、リタイア後の生活のこともケアできる制度として注目なのが、
「小規模企業共済」と「個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)」。

国民年金のように月々掛け金を支払って一定期間を経過したら掛け金を退職金や年金のようにもらえたり、掛け金を運用することで利益も出ちゃう、というシステムです。

月々掛け金を払う感じなら、貯金でいいのでは?

と思う方もいらっしゃるかもしれないのですが、この制度の大きな特徴が【掛け金が全額税金の控除対象となる】こと!

フリーランスで働く!と決めたならば、早めに加入しておいて絶対に損はないシステムです。

私自身、この制度を有効に活用しようと「小規模企業共済」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」について資料請求して詳しく調べました。


今回は私が調べた内容をポイントを絞ってまとめてみましたので、今後加入を検討している皆さんのご参考になればと思います。

※iDeCoについては楽天証券の内容となっております。(なぜなら私が楽天ユーザーなので)

スポンサーリンク お金の学校が教える【投資信託入門講座】

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)の金にまつわる基本情報

そもそもiDeCo(イデコ)って何の略なのだろうと思って調べたら、確定拠出年金の略であるDC(Defined Contribution Plan)と個人を表わす「individual」の頭文字を組み合わせたものだそうです。へー。

メリット

●お金を積み立てながら節税優遇を受けられる
●運用益がある
●運用益にかかる税金が非課税

デメリット

●60歳になるまで、原則引き出すことはできない。
●元本が保証されているわけではない。(選ぶプランにもよるが、リスクはある)

小規模企業共済の金にまつわる基本情報

小規模企業共済は独立行政法人 中小企業基盤整備機構 が運営しています。

メリット

●お金を積み立てながら節税優遇を受けられる
●運用益がある(1%)※2020年5月現在
●運用益にかかる税金が非課税

デメリット

●最低20年積み立てないと、元本割れする。

  支給割合
240ヵ月以下 81.25%以下
240ヵ月~246ヵ月 100%
246ヵ月~ 以降6か月ごとに0.75%ずつ増加

小規模企業共済は制度的にかなり安定している感がありますが、20年縛りが付きまとってきますので、若いうちに入ったほうがいい。


iDeCoと小規模企業共済をポイントを絞って比較してみると・・・


iDeCoと小規模企業共済のメリット、デメリットを書き出しましたが、どちらも似たり寄ったりでいまいち違いがよくわかりません。

そこで、私のような実際に拠出する側の、しがないフリーランスの立場にとって特に必要となる具体的な情報にさらに的を絞って比較してみました。

  • 掛け金はいくらからなのか?
  • 掛け金は自分で設定できるのか?(月々・その年によって売上が上下するので、こまめに自分で掛け金を変えれるようなものが私にとってのベスト)
  • で、結局いくら得になるのか?

私にとってはこのあたりが重要ポイント。つまりは・・・
■支払っていけるか?
■どれだけ得できるのか?
ということに尽きます。

  小規模企業共済 iDeCo
掛け金はいくら? 月1,000円~最高7万円まで
500円単位で自由に決めれる
月5,000円以上~最高68,000円まで
支払い方法
※銀行口座引き落とし
毎月払い、半年払い 毎月払い
掛け金の増減 可能 年1回可能
掛止め
売上が下がったりちょっと厳しかったりするときに
6~12ヵ月の範囲でOK 可能だが、引き出しはできないのでそれまでに拠出した掛け金を60歳まで運用することになる
節税 掛け金が全額控除対象 掛け金が全額控除対象
利率/運用益 1.0%

選択する金融機関やプランによって異なる

元本割れしない掛年数 20年
1年以上掛け金を支払うと元本は割れるが解約金はもらえる
常に元本割れのリスクはある
受給可能年齢 65歳 60歳
手数料 なし 加入時2,829円、105円/月

注意
小規模企業共済とiDeCo両方に加入した場合、掛け金をもらうタイミングを4年以上離さなければならないというルールがある。
もし両方に加入したら、iDeCoを60歳で受給、小規模企業共済を65歳~で受給、という流れがいいかも。

 

このように比較すると少し違いが鮮明になってきました。

【小規模企業共済】20年間積み立てれば元本は保証、さらに少しの利益も上乗せ&節税効果大

【iDeCo】拠出分は60歳にならないと受け取れないが、運用次第で利益が大きい&節税効果大

よりゲーム性が高いのがiDeCoでしょね(笑)

その年や月によって乱高下のある売上の中から無理のない程度で支払うことができて、節税とリタイア後の資金ができるなら加入しない理由はもはやないわけで。(お金を貯めながら節税できる)

20代、30代から始めるなら20年縛りのある小規模企業共済でも気持ち的な負担は少ないかもしれません。が、40歳を超えてくると、20年縛りのある小規模企業共済では支払いが60歳を超えても続くなぁ・・・と考えるとちょっと腰が重いかも。。。

60歳を超えてからの積み立てをしたくないならば中小企業共済ではなくiDeCoを選択、60歳までにできる限り拠出して運用益を取る、、、というのも手段。

スポンサーリンク


退職金が無いフリーランスが、仕事をリタイアした後に人並みの生活を送るための準備は、仕事を頑張っているうちにしっかりと考えておかなければならない問題ですね。

 

www.neconoteblog.com

 

【スポンサーリンク】
プライバシーポリシー お問合せ/Inquiry