こんにちは。
ねこのてぶろぐです。
我が家には3匹の犬がいます。
そのうち2匹が「イタリアングレーハウンド」という犬種です。(残り1匹はチワワ)
イタリアングレーハウンド(通称イタグレ)はこういう犬。
非常に走りが得意で、細く長い足が特徴的な馬みたいな犬です。
この特徴的な細い足が・・・
折れやすい!!!
私は2匹のイタグレを飼っているのですが、2匹とも骨折をさせてしまいました。
イタグレを飼うならば「骨折」には本当に気を付けていただきたい、と、管理不行き届きでかわいい我が愛犬の足を折ってしまったダメな飼い主である私が大いなる自戒を込めて
- なぜ骨折したか
- 自分でできる応急処置
- 手術方法いろいろ
- 家に連れ帰ってからの管理
- かかった費用
- 動物保険について
を記録しておこうと思います。私のようにならないために、これから飼う人にも参考になると良いなと思います。
もし、ここにたどり着いた方が今まさに「うちの子も骨折してしまったのぉぉぉぉ泣」ということでしたら、本当に同情します。良い獣医さんに出会えることを願います。早くくっついて、元のように元気に走り回れるようになることを願います!!!
さて、それでははじめますね。
なぜ骨折したか
1匹目と2匹目の骨折はだいぶ時間差があるのですが、理由は大体同じ。
1匹目→車のシートから地面へジャンプした(だけ)
2匹目→階段をいつもより1段高くジャンプした(だけ)
(だけ)としましたが、本当に、それだけなんです。いつもやってることでも、ほんのちょっと足の付き方が悪いとポキッって折れちゃう!!!
そして、イタグレはやんちゃなので、自分の運動神経を過信してしまう節もあろうかと思います。飼い主としては、彼らの運動神経を過信しないで、セーブしてあげる工夫が必要なんだろうと思います。
その後我が家では車の乗り降りはすべて抱っこ。
階段は犬が勝手に上り下りできないように柵を設置しました。
自分でできる応急処置
骨が折れた場合、尋常ではない鳴き方をします。鳴き方というか泣き方といったほうがいいレベルで痛がります。あぁあの鳴き声・・・思い出すだけでも可哀そう(TT)
そして、飼い主としても骨折は、一目でわかると思います(´;ω;`)ウッ…もう・・・プラーンってなってますので。
で、骨折したら当然動物病院へ連れて行きたいのですが、その前に応急処置だけはしてあげたほうが良いと思います。つまり、折れた箇所(プラーン)を固定して、プランプランしないようにする!ということです。
1匹目の骨折では、私も犬の骨折初体験だったため、プラーンの状態で車に乗せ、できるだけ揺れないようにゆっくりと運転をしてもらいながら道中ずっと抱っこしていたのですが、まったく揺れないなんてことはなく、ガタンと少しの振動で折れた箇所がプランとなってキャンキャン痛がって、その際私は鼻やら手やらを噛まれました。
なので、2匹目の骨折では、まずは応急処置だ!ということで、噛まれないように犬用のマスクを急遽買ってきて、プランプランしないように応急処置として固定をしました。
この応急処置、さらっと書きましたけど結構壮絶でした(´;ω;`)ウッ…
応急処置に準備したもの
- 犬用のマスク(さるぐつわ)
- 細く足に合うように板状に切った段ボール
- ガーゼ
- 包帯
- 包帯を止めるテープ
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相当痛い事をしなければならないので、噛まれないようにマスクを装着させてもらいました。そのうえで、まず段ボールを芯にしてガーゼを巻いて、足に当たっても痛くないようにした添え木を準備しました。骨折した部位に添え木を当てて包帯でぐるぐる巻きにしてテープで止める。という流れです。
折れた部位はビックリするくらいプラーン状態なので、触るだけでも本当に怖いです。
そして当然ながら、この患部を固定するという過程は、犬がめちゃくちゃ痛がります。でも、患部を固定してしまうとだいぶ苦痛がやわらぐので動物病院に行く前にやってあげることをお勧めします。
固定しないと動かすたびに強烈な痛みが走るようなので、とってもとっても過酷な作業ですが犬のため!と思って心を鬼にして涙目で叫びながらやりました。
でももう絶対にやりたくない(´;ω;`)ウッ…ごめんよ愛犬…
手術方法いろいろ
1匹目の骨折の時
骨折部分にプレートを入れて骨を固定→ギプスで固定
2匹目の骨折の時
骨折部分をピンで固定→創外固定
一匹目の時は2013年、2匹目は2019年。
時代も違うのかもしれませんが、2匹目の術式のほうが治りが早かったです。
骨折の治癒には骨への適度な刺激が良いらしく、足全体をギプスで固定する方法だと足をついて歩くことをしないので刺激が足りません。一方創外固定の場合、「痛くないのかなぁ?」とこちらが心配になるくらい足を着いて歩こうとするので刺激があります。なので創外固定をお勧めします と2匹目の時の獣医さんが教えてくれました。(1匹目と2匹目は違う獣医さん)
あと、飼い主目線で。
ギプスの場合、ギプスの付け根(足の付け根)が擦れてしまって痛そうでした。
創外固定の場合は擦れなどはありませんがエリザベスカラーを付けっぱなしになるので(うちの場合3か月弱)首周りの毛が擦れるのと、通常の生活が大変そうでした。特に顔回りに関しては痒くても自分で掻くことができなくなったのでつらかったと思います。(しょっちゅう「掻いてくれ」と手に顔を近づけるようになりました)
が、最後のほうは犬自体がエリザベスカラーの取り扱いに慣れて器用にいろいろやってのけていたのですごいなぁと感心したりもしましたが(^^;
かかった費用
1回目の時の記録はもうないので、2019年・2回目の時の費用です。
下記は実際に支払った費用となりますが、動物保険に入っているので半額負担の金額となっています。(保険に入っていなかったら下の金額の2倍かかると思うとぞっとする)
6,750円(初回/応急処置:手術の予約がいっぱいですぐにできなかったため)
72,144円(手術&1日入院)
4,750円(レントゲンなど)
4,750円(レントゲンなど)
13,706円(手術:固定していたピンを抜く)
合計:102,100円(保険適用)
保険に入っていない場合には204,200円が実費としてかかっていた計算になります。
入っていてよかった動物保険
私は、一回目の骨折の時には動物保険に入っていませんでした。そりゃぁ大変な金額になりました。しかも、治りも遅くて総額にしたら4~50万近くかかったと記憶しています。
ということで、2匹目を飼うことになった時にはすぐに動物保険に加入していました。
そしたら、その2匹目の子は皮膚が弱くてアレルギーの薬を飲むことになったので、定期的に薬代がかかることに。2ヶ月分をまとめてもらってきて1回12,000円くらいにます。が、保険適用すると半額の6,000円。6,000円分も保険で補填してくれるんです。
うちではアニコム損保に入ってます。
提携している病院に通院しているので、窓口で保険適用になって便利です。
で、2ヶ月に1回6000円分補填してくれる動物保険の保険料が…
毎月2,990円!!
つまり、皮膚の薬分だけで、うちの場合は保険料の元を取っている計算になるわけです。それに加えて骨折の手術&通院費用も半額保険で賄っているので、もう、動物保険ってすごい!いったいどういうシステム!?なわけです。
(※保険の種類により異なると思いますが、うちの場合は通院・手術の50%を保証)
まぁ、うちのように保険をしょっちゅう使う場合もあれば、健康で元気な子は使わないことのほうが多いのでしょうから、それでうまく回っているのでしょうが本当にありがたいと、今回の骨折を通して思いました。
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