ねこのてぶろぐ

青森県在住。HP制作など自営業。2児の母。読者さまの良い暇つぶしになれれば本望。

イルカいないかツアー 会いに行ける野生のイルカツアーin青森 参加してきたよ

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こんにちは。
ねこのてぶろぐです。

毎年5月~6月、陸奥湾にイルカが大量にやってくるということを青森に生まれ青森に育った私ですが、40歳を超えるまで全く知りませんでした。

おそらく、地元の人たちの間では「冬になると雪が降る」と「5月になるとイルカが来る」というものは同じような感覚で、特に気にすることでもなかったのかもしれません。

しかし、同じ青森県でも内陸に住んでいる私のような人にとって

「イルカが来る!?それは是非とも見てみたい!」

と思う非常に魅力的なもの。

実はそんな陸奥湾に回遊してくるイルカをウォッチングできるツアーが企画されているのです!

 

陸奥湾フェリーに乗って野生のイルカウォッチング!?


蟹田港から脇ノ沢港を巡回する陸奥湾フェリーに乗ると、そんな野生のイルカをウォッチングできるかもしれない季節が、毎年4月下旬から6月。

餌となるマイワシを追いかけて、南から日本海を北上してきたイルカの群れが陸奥湾に入り込んでくるんです。
中でも6月1日から6月10日頃までがピークで、陸奥湾フェリーの航路からでもかなりの数の野生のイルカに出会えるチャンスが最も高くなるのです。

2019年6月1日「イルカいないかツアー」という、野生のイルカをフェリーの上からウォッチングするためのツアーが開催されるとのことで、ムスメを連れて参加してきました。

果たして、野生のイルカに会うことはできるのでしょうか!?

イルカいないかツアー2019概要

※掲載情報は2019年度のものとなりますのでご参考までに

8:20 新青森駅でバスにピックアップしてもらう
9:20 蟹田港出発
↓ 陸奥湾フェリー乗船 イルカウォッチング(1時間)
10:20 脇ノ沢港到着
(下船しません。観光じゃないんですから。イルカを見るためのツアーですから。)
10:50 脇ノ沢港出発
↓  陸奥湾フェリー乗船 イルカウォッチング(1時間)
11:50 蟹田港到着
12:00 バスにて昼食
↓ 浅虫水族館へ
浅虫水族館見学&イルカパフォーマンス鑑賞
15:58 浅虫駅にて解散

★オプショナルツアーもあります(浅虫水族館に行った後、さらに漁船に乗ってイルカウォッチングをする)が、今回私が参加したのはざっくり、こんな感じのスケジュールです。

まさに、イルカ好きにはたまらない、
イルカ尽くしです。



いざ、出発!

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貸し切りバスで出発!

青森駅、新青森駅と、ピックアップ場所を選べるので私たちは「新青森駅」で乗車。
今回のツアー参加者は17人。遠くは東京・大阪から参加されている方も!

添乗員さんが同行してくれるので、楽しいお話などを聞きながらあっというまに蟹田港に到着。

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蟹田港

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蟹田港にはイルカのオブジェ


蟹田港に到着するとバスを降りて、トイレ休憩を少しとって、すぐにフェリーに乗船。
今回のツアーでは、長年陸奥湾のイルカの生態を研究している青森大学の清川先生がガイドとして同行してくれるのも特徴。陸奥湾のイルカについて、いろいろと説明をしてくれます。

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陸奥湾フェリー「かもしか号」

フェリーに乗る機会もあまりないので、この時点で子どもはテンションマックスですが、大人もテンションマックスです。
(乗り物酔いする人は酔い止め必須です)

乗船してから船が出発するまでの間、清川先生が陸奥湾イルカについての生態など、詳しく説明してくれます。

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陸奥湾にやってくるイルカはほぼ「カマイルカ」という種類で、たまにミンククジラやキタオットセイも見ることができるそうです。
陸奥湾はカマイルカの繁殖場所にもなっており、親子のイルカに会うチャンスも!

「野生のイルカ」を見たことがない私としてはやはり、こういう説明を聞くことで、イルカに会うための気持ちがさらに盛り上がっていきます。

そして、出航!

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イルカいないかツアーの楽しみ方その1 陸奥湾の自然を堪能せよ!

まず、このツアーの名前である「イルカいないかツアー」。
そう!名前の通り、必ず野生のイルカに会えるかどうかは分からないという前提で参加しましょう。

野生のイルカなので、餌付けもできなければ、陸奥湾内のどこにいるのかもわかりません。

しかも、あくまで陸奥湾フェリーの航路上を往復する(イルカに近づくのではない)というルートのため、イルカが船近辺に来てくれるのを気長に待つ、というスタイルになります。

いつ、どこに現れるかわからない片道1時間の船旅中ずっとイルカを探しているのも大変なので、ちょっと目を遠方に向けてみましょう。

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陸奥湾をぐるっと囲む半島の大自然は、眺めているだけで日頃の疲れやストレスがす~っと抜けていくような癒しの美しさ。ぜひ、海面ばかりでなく、周囲の景色を楽しんでください。

特にこの日は天候も良かったので、控えめに言って最高でした!(6月とはいえ風は冷たいので上着必須)

イルカいないかツアーの楽しみ方その2 出会えたことに感謝せよ!

何度も言いますが、相手は「野生」のイルカ。
こちらの都合などはお構いなしです。居たいところに居ますし、当然、呼んでも近くには来ません。それが、野生。

ただ、今回参加してみて、かなりの数のイルカが航路の周囲をうろうろしている、ということを体感しました。いっぱい居ます。近くに見えるか、遠くに見えるかは運次第ですが、うようよ居ます!

往路は数頭しか見ることができなかったのですが、復路では右から「居た~!」左から「居た~!!」(ツアー参加者は各自左右に分かれてイルカを探している)と、野生のイルカに会えた喜びの歓声が次々と上がりました。

鳥の群れも何か所か現れ、それを目印に待っているとイルカがジャンプする姿も!

復路では「おぉ!!!」と興奮するほど近くでも観察できたのですが、私のカメラと私の腕ではこれが限界でした。

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THE!イルカ!というバッチリの写真を撮りたい方は望遠鏡みたいなカメラ持って行ってください。
私は目で見て満足なので、これで十分。(負け惜しみではない)

一応ビデオも撮ったのですが、遠~~~~~~~~~くにチラっとは映ってました。




ただ、運が良ければこんな風にフェリーと並走してくれることも!
陸奥湾フェリーさんのHPで紹介されている動画です)

こんなイルカが見れたら最高ですね~!


往復2時間のイルカウォッチングを終えて興奮気味のまま、バスに移動してお昼ご飯タイムです。お弁当を食べながら浅虫水族館へ向かいます。

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(左)大人用 (右)子ども用 どちらもボリューム満点美味しい。

 

万が一野生のイルカに会えなくても大丈夫!浅虫水族館のイルカにも会いに行くよ

浅虫水族館といえばイルカショー!なのですが、今回のツアーでは、普段見ることのできない水族館のバックヤードの見学もさせてくれました。

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水中トンネルを上から見た!

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生態の研究中のイカ

バックヤードを案内してもらい、そのままイルカショーを見学。

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野生じゃないイルカならこんなにアップで撮れる

イルカショーを見て、さっきまでは遠くでしか見ることのできなかったイルカを間近に感じる妙な違和感と、イルカの賢さを改めて感じて、「イルカいないかツアー」は無事に終了!

とっても濃密で、青森・陸奥湾の大自然と美味しい空気を体いっぱいで感じることのできるツアーでした。






欲しい情報は検索すればすぐに手に入り、欲していない情報でさえもどんどん目に入ってくる今の時代。

過剰に取り入れられる情報を取捨択一しなくてはならない現代脳から、探してもなかなか登場してくれない野生のイルカに一喜一憂する快感へと、大自然の中で導かれる感覚に、とってもリフレッシュされると思います。

毎年4月下旬から6月上旬しか会えない、陸奥湾の野生のイルカ、ぜひ会いに行ってみてはいかがでしょうか?



★関連リンク

陸奥湾フェリー株式会社
フェリーの予約・時間などはこちらをご参照ください

www.mutsuwan-ferry.jp


株式会社また旅くらぶ
今回の「イルカいないかツアー」旅行企画会社さんです
ツアーの申し込みなどができます。ほかにも面白い青森ご当地ツアーをいろいろ企画されています!

matatabi-club.com


青森県営浅虫水族館
青森県民ならば誰もが知ってる愛され水族館。

asamushi-aqua.com

 

 

↓Read this article in English

www.neconoteblog.com

 

 

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